クチコミマーケティング
GoogleマップとNAVERプレイスのクチコミ、売上に役立つのはどちら?
韓国のお店のクチコミを整えるとき、GoogleマップとNAVERプレイスのどちらを先に見るべきでしょうか。両方を整えたくても、日々の営業の合間に対応するなら、順番を決めたいところです。
先に答えると、売上への貢献はサービス名だけでは決まりません。今のお客様が何を見て来店しているか、これから迎えたい方がどこで情報を確認するか。この二つを手がかりに考えます。本稿では両者の違いと、無理なく併用するための進め方を説明します。
韓国の検索市場を、シェアの数字だけで決めつけない
GoogleもNAVERも、韓国の店舗を探す入口になります。ただし、原文にあった2020・2023・2025年のシェアは、InternetTrendやStatcounterなど集計方法の違う資料を一つの推移として並べたもので、今回、同一条件の年次集計を確認できていません。
| 原文の参考値・同一条件の集計は未確認 | 2020年 | 2023年 | 2025年 |
|---|---|---|---|
| NAVER | 約58%(原文参考値) | 約48%(原文参考値) | 約43%(原文参考値) |
| 約33%(原文参考値) | 約40%(原文参考値) | 約44%(原文参考値) |
上表は原文の参考値を、未確認のまま最新の事実に見せないために注記して残したものです。検索エンジン経由の通信や利用の割合は、地図の利用率、人数、自店のお客様の割合とは異なります。端末の検索設定も地域・機種・利用者によって変わります。
見ておきたい点:Googleを使う人への情報が抜けていないかを確認する意味はあります。ただし、「シェア40%だから潜在客の半分を失う」という計算はできません。
GoogleマップとNAVERプレイスのクチコミは、何が違うのか
海外からの利用しやすさ、訪問確認、表示の仕組みを比較します。どちらが常に正確で、どちらが信用できない、と決めるための表ではありません。
| 比較する点 | Googleマップ | NAVERプレイス |
|---|---|---|
| 情報に触れる場所 | Google検索・マップ等。国や言語、検索内容で表示は異なる | NAVER検索・地図等。韓国外から閲覧できないという意味ではない |
| 外国からの利用 | 複数言語で情報を確認しやすい場面がある | 韓国語が中心だが、外国人が使わないと決めつけない |
| 投稿の条件 | Googleアカウントに加え、実際の体験に基づく投稿が原則 | NAVERアカウントと対象となる訪問確認。領収書・カード決済・予約等の経路がある |
| 不正への対応 | 虚偽投稿や評価操作を禁止し、削除・制限等の対象にする | 不正な訪問確認やレビュー等を規則により制限する。どちらが操作しやすいかは断定しない |
| 掲載の継続 | 永続掲載を保証しない。ポリシー等により削除・制限される場合がある | 店側が不都合な感想を自由に消せるわけではない。規則や権利侵害の手続き等がある |
| 検索と評価 | 関連性・距離・知名度等に加えクチコミも関係。件数だけで順位は決まらない | 関連性・人気・距離・情報の充実度等。星評価は2026年に再開、対象・表示条件あり |
| 信頼の考え方 | 内容と実際の体験、運営の対応を確認する | 同様に内容と実際の体験を確認。媒体だけで信頼の優劣はつけられない |
| 店舗からの返信 | 内容に合う返信をする。キーワード挿入による順位上昇の保証はない | 利用できる返信機能で対応。詳細な順位への影響を独自に数式化しない |
NAVERの現在の公式案内では、2026年4月6日以降に作られた訪問履歴から星評価を入力でき、7月9日から表示を再開しています。平均は2021年10月25日以前の評価と新しい評価を合算し、評価した人が10人以上であることや、店舗側の表示設定、対象業種等の条件があります。2021年の終了告知だけで、現在も星評価がないとは説明できません。本稿の確認基準日は2026年11月2日です。
また、NAVERには領収書以外にカード決済や予約・注文の履歴等による訪問確認もあります。Googleも実体験に基づく投稿が原則です。アカウントを持っているだけで、未利用のお店を自由に評価してよいわけではありません。
原文には、NAVERで200件、Googleで3件だった飲食店がGoogleの整備後に外国人客を迎えるようになった、という紹介があります。今回は来店経路や施策の記録を確認できていないため、クチコミの件数だけによる効果としては扱いません。
業種ごとに、どちらから整えるか
観光・宿泊
外国から来る方が、旅先で使う地図や予約サービスを確認します。Googleの住所や入口案内を整える意味はありますが、外国人は全員Google、NAVERは使わない、とは言えません。実際の予約元や質問される内容を見てください。
飲食店・カフェ・バー
周辺で店を探す人にも、予定を立てて来る人にも、営業時間、メニュー、価格、予約条件が必要です。NAVER予約やGoogleの店舗情報など、すでに利用されている入口から情報をそろえます。二つの情報が古いままなら、先に更新することが大切です。
美容・ビューティー
メニュー、担当者、所要時間、対応言語、予約先を分かりやすくします。NAVERの予約を使っている店ならその経路を保ち、Googleから探す方にも、実際に予約できる場所を案内します。どちらの星が高いかだけで予約の理由は説明できません。
病院・クリニック
対象診療、診療時間、予約方法、実際の対応言語を正確に伝えます。レビューへの返信で受診の事実や治療内容を明かさないようにし、広告表現や外国人患者の受入条件は別途確認します。Googleを整備すれば、医療広告の確認が不要になるわけではありません。
クリーニング・修理・教室など、地域のサービス
近隣のお客様が使っている経路を優先します。対象地域、引取・訪問の条件、問い合わせ先をそろえると判断しやすくなります。「地域の常連は全員NAVER」という前提は置かず、実際の問い合わせを確かめましょう。
外国人客が少ない店でも、Googleの情報が不要とは限りません。一方、年齢や国籍、全国のシェアから、自店の最適な配分を自動で決めることもできません。
Googleの情報が抜けていると、何が起きるのか
- 海外から探す方への案内が不足する:韓国観光公社の2025年の訪韓外客数は18,936,562です。ただし、これはGoogleマップの利用者数や重複を除いた人数ではありません。全員がGoogleを使うという原文の説明は採用しません。
- Google内の入口を見落とす:地図情報が検索に表示される場面があります。そこに掲載がなくても、サイトや別のサービスを含むすべての検索経路から消えるわけではありません。
- クチコミを参考にする方が判断しづらい:実際の体験や返信が少ない場合、必要な材料が足りないことがあります。「若い世代はGoogleのほうを信頼する」という一律の比較は、今回確認できていません。
- 多言語の案内につなげにくい:写真、住所、対応言語、公式サイトへのリンクは、初めて訪れる方にも役立ちます。ただし、登録やレビュー数が海外での信頼や出店成功を保証するものではありません。
訪韓外客数の出典は韓国観光公社の観光統計原資料です。原文の「2025年に1,600万人超」という説明を、年次の集計値で補っています。
原文には、あるブランチ店でレビュー40件、地域検索上位3件、予約25%増という紹介もあります。今回は元の記録を確認できていません。レビュー増加だけが予約増の原因だという根拠や、同じ結果の約束にはしません。
二つのサービスを、無理なく管理する四つの段階
第1段階:基本情報をそろえる
- Googleの既存プロフィールと権限を確認し、店名、住所、営業日時、写真、カテゴリを実態に合わせます。
- NAVER側も、所在地、連絡先、営業時間、予約先が現在の状態と合っているか確認します。
- 食い違いはお客様を困らせるので直します。ただし、軽微な表記差だけで自動的に検索順位のペナルティを受けるという意味ではありません。
第2段階:任意でクチコミを残せるようにする
- 会計場所などに両方の投稿先を案内し、使いやすいサービスを本人が選べるようにします。
- 実際に利用した方へ、評価の良し悪しを指定せずに案内します。国籍で投稿先を決めつけず、満足した方だけを選ぶ依頼もしません。
- Googleの投稿を条件とするドリンクの増量、割引、無料サービス等は行いません。「レビュー」を「フィードバック」と言い換えても、公開クチコミの対価なら禁止行為は変わりません。店内の非公開アンケートと、地図への投稿依頼は別に扱います。
Googleのクチコミに関するポリシーを確認したうえで運用します。原文にあった言い換えによる回避案は、ここで訂正しています。
関連する原文:クチコミの案内についての記事(韓国語)。動画:Googleのクチコミについての解説(韓国語)。実際の運用では、上記の現行ポリシーを優先してください。
第3段階:確認と返信の時間を決める
- 毎日または隔日など、営業に合わせた確認の時間を設けます。10分は計画の目安で、全店の必要時間ではありません。
- 好意的な感想には感謝を伝えます。決まり文句の再来店案内を毎回足す必要はありません。
- 困りごとには内容を確認し、改善できる点を伝えます。個人情報や詳しい相談は公開の返信に書きません。
- 返信は地域名を繰り返すSEO用文章にせず、体験に合った内容にします。返信のキーワードで順位が上がるという公式はありません。
第4段階:月に一度、内容を振り返る
- 両サービスの星評価やレビューの言葉を、それぞれの収集・表示条件を踏まえて読みます。母集団が違うので、平均点を単純に優劣へ結びつけません。
- メニュー、待ち時間、道順など、繰り返し出る内容を運営の改善に使います。少数の感想を全顧客の意見だとは決めつけないようにします。
よくある質問
Googleに悪意のあるクチコミがついたら、どうすればよいですか?
ポリシー違反が疑われる場合は、プロフィール等の報告機能で確認を依頼できます。低評価や自店と意見が違うことだけでは削除の理由になりません。削除や処理日数は保証されないため、公開できる事実の範囲で返信し、個別の確認が必要な内容は非公開の窓口へ案内します。
Googleのクチコミは、何件あれば効果が出ますか?
「20〜30件で上位3件」「古い50件より最近の20件が必ず有利」という共通の条件はありません。関連性、距離、知名度等も関係します。件数のノルマにせず、実際の利用者が任意で感想を残せる運用を続けてください。
どちらか一つしか運用できない場合は?
現在の来店・予約経路と、情報の不足が大きいほうから始めます。利用者が多い窓口で営業時間が間違っているなら、そこを直すのが先です。次に迎えたいお客様の言語や検索経路、継続できる作業量を考え、もう一方の基本情報も整えていきます。
クチコミの件数より、来店までの案内を見直す
二つのサービスを競わせるだけでは、何を直せばよいかが見えません。今の情報は正しいか、予約先にたどり着けるか、寄せられた感想を改善に使えているか。一つずつ確かめてみてください。
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